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ローン計算
まとまった金額を借りて毎月一定額で返していくとき、契約の前に確かめておきたいのは月々の返済額と利息の総額です。借入額、金融機関が提示する年利、完済までの年数を入力すると、毎月の返済額、返済の総額、そして元本に上乗せして支払う利息分が分かります。計算そのものは通貨に依存しないので、国の選択が変えるのは数字の表示形式だけで、結果には影響しません。マイカーローンやフリーローンの比較、繰上返済を考える前の現状把握などにどうぞ。
計算の仕組み
- 残高を毎月同じ金額で返し、期間内に完済する方式で計算します。この均等払いの仕組みは元利均等返済と呼ばれます。
- 毎回の返済額は、まずその月の残高にかかる利息に充てられ、残りが元本を削ります。
- 残高は最初が最も大きいため、序盤の返済はほとんどが利息で、終盤はほとんどが元本になります。
- すべての返済額を合計して借入額を引いた差が、支払う利息の総額です。
- 金利が高くても期間が長くても利息の総額は増えます。月々の金額が楽に見えるときほど注意が必要です。
M = P × r ÷ (1 - (1 + r)^-n)
元利均等返済で使われる標準的な年金現価の式です。Pは借入額、rは月利(年利を12で割った値)、nは返済回数を表します。この式は元本と利息を毎月一定の返済額にならすため、Mは期間を通じて変わらず、内訳だけが利息中心から元本中心へ移っていきます。rが0のときは、単純にPをnで割った金額になります。
- M
- 毎月の固定返済額
- P
- 元本。借り入れる金額
- r
- 月利(年利 ÷ 12 ÷ 100)
- n
- 返済回数(年数 × 12)
日本の借入金利の目安
| 利息制限法の上限金利 | 年15%〜20% | 元本10万円未満は20%、100万円未満は18%、100万円以上は15% |
| 銀行系マイカーローン | 年1%〜4%程度 | 販売店経由のローンはこれより高めになりやすい |
| 無担保ローンの一般的な期間 | 3〜5年 | 期間が短いほど利息の総額は小さい |
| クレジットカードのリボ払い | 年15%前後 | 同じ借入なら固定金利ローンよりかなり割高 |
計算例
10,000を年利5%、5年で借りた場合 毎月の返済はおよそ188.71になります。60回の支払い合計はおよそ11,322で、そのうち約1,322が利息です。同じ借入を7年に延ばすと月々は軽くなりますが、利息の総額は逆に増えます。
Key facts
- 返済額は期間を通じて一定ですが、その中身は残高が減るにつれて利息中心から元本中心へ傾いていきます。
- 10,000を年利5%・5年で借りると利息はおよそ1,322で、借入額の約13%が上乗せされる計算です。
- 期間を延ばすと月々は下がる一方で利息総額は上がります。残高を抱えている月数が増えるからです。
- 金利0%なら返済総額は借入額と一致し、毎月の返済は元本を回数で均等に割っただけになります。
Tips
- ローンの比較は月々の返済額ではなく返済総額で行いましょう。低い月額の裏に高い生涯コストが隠れていることがあります。
- 月々が無理なく払える範囲なら期間は短めに。1年縮めるだけで利息はまとまった額だけ減るのが普通です。
- 複数の商品を見比べるときは表面金利ではなく実質年率を使いましょう。所定の手数料まで含んだ比較ができます。
- ペナルティなしで繰上返済できる契約なら、序盤の少額の上乗せでも残り期間の利息を着実に削れます。
20,000を5年で借りる場合の金利別比較
| 年利 | 毎月の返済額 | 返済総額 | 利息総額 |
|---|---|---|---|
| 3% | 359.37 | 21,562 | 1,562 |
| 5% | 377.42 | 22,645 | 2,645 |
| 7% | 396.02 | 23,761 | 3,761 |
| 9% | 415.17 | 24,910 | 4,910 |
よくある質問
ここで入力する金利は実質年率と同じですか。+
厳密には違います。実質年率(APR)は利息に加えて所定の手数料も織り込むため、ここで使う表面金利よりやや高めに出るのが普通です。手数料のかかるローンの実際の負担は、この試算より少し重くなります。
事務手数料や保証料は含まれますか。+
含まれません。表示されるのは、入力した金利で借入額だけを返済する場合の素の金額です。事務手数料、保証料、任意の保険などは別途上乗せして考えてください。
毎月多めに返すと得になりますか。+
多くの場合は得です。繰上返済で残高が早く減れば、それ以降にかかる利息が減ります。ただし契約によっては繰上返済手数料がかかるため、先に条件を確認しましょう。
期間を延ばすと総額が増えるのはなぜですか。+
期間が長いと毎回の返済は小さくなりますが、残高が長くとどまる分だけ利息が積み上がる月が増えるからです。月々は軽く、生涯の負担は重く、という関係です。
Things to watch
- 固定金利を前提にした結果です。変動金利型では、金融機関の見直しによって期間の途中で返済額が動くことがあります。
- 返済の遅延には利息や遅延損害金が加わるため、実際の負担が表示額を超えることがあります。月々が手頃に見えても長期では利息総額が重くなり得るので、両方の数字を確認してください。
- この試算は概算であり、金融上の助言ではありません。実際の借入条件は金融機関の見積もりと契約内容で確認してください。
最終更新日: 2026-01-01
本ツールの結果は一般的な目安としての概算であり、金融、税務、法律、医療に関する助言ではありません。数値は改定されることがあり、個々のご事情によっても変わります。重要な判断の前には、必ず記載されている公式の情報をご確認ください。
- この計算は一般的な情報提供であり、金融上の助言ではありません。
- 手数料、保険、期間中の優遇金利や変動金利の変更は含まれていません。
- 金利が固定のまま推移し、すべての返済が期日どおりに行われることを前提としています。
監修 Vikas Dulgunde.