日本

インフレ計算

物価が上がると、同じ金額で買えるものは年々少なくなっていきます。この計算機は、その目減りを具体的な数字で確かめるための道具です。金額、想定する年間インフレ率、見通す年数を入れると、いま一定の値段の買い物が将来いくらになるか、そして手元の現金が将来どれだけの購買力しか持たなくなるか、両面から計算します。長期の貯蓄目標が実質的に足りるかの確認、将来の給与が物価に追いつくかの判断、口座に眠らせたままの現金が失う価値の見積もりに使えます。

Amount today (JPY)
Inflation rate a year (%)
Years ahead
Cost in 10 years
¥1,343.92
Increase
¥343.92
Total rise
34.4%

計算の仕組み

  1. 現在の価値で金額を入力し、想定する年間インフレ率を決めます。
  2. 何年先まで見通すかを設定します。
  3. 将来の価格は、金額に(1 + 率)を年数分だけ累乗した係数を掛けて求めます。
  4. 将来の購買力は、同じ金額をその係数で割り、いまの物価でいくら分に相当するかを示します。
  5. 将来のインフレ率は誰にも分からないので、複数の率で計算して幅をつかむのがおすすめです。

将来の価格 = 金額 x (1 + r)^n、将来の購買力 = 金額 / (1 + r)^n

将来の価格を出すには、金額に「1 + 年率」を年数分だけ累乗した係数を掛けます。購買力の目減りは逆向きの計算で、同じ金額をその係数で割ることにより、将来のお金をいまの買い物カゴに換算します。係数が指数の形をしているため、効果は毎年同じ幅で足されるのではなく、前年までの結果の上に重なって膨らんでいきます。

金額
現在の価値で表した金額
r
年間インフレ率を小数で表した値
n
見通す年数

参考になるインフレ率

日本銀行の物価安定の目標 2% 消費者物価の前年比上昇率
米FRB・欧州中央銀行の目標 2% 主要国でほぼ共通の水準
日本のコアCPIピーク(2023年1月) 4.2% 約41年ぶりの高い伸び(総務省統計局)
年3%で物価が2倍になる期間 約24年 72の法則による概算

計算例

1,000を年3%のインフレで10年間先送りした場合: いま1,000の買い物は10年後にはおよそ1,344になり、逆にタンスにしまった1,000では、いまの物価でおよそ744分の品物しか買えなくなります。率が高いほど、この両方の差は一気に広がります。

Key facts

Tips

1,000を年3%のインフレで先送りした場合

年数将来の価格将来の購買力
51,159863
101,344744
201,806554
302,427412

よくある質問

どのインフレ率を想定すべきですか?+

日本銀行は消費者物価の前年比上昇率2%を物価安定の目標としていますが、近年は実際の上昇率が大きく上振れした年もありました。2~3通りの率で計算し、1つの数字ではなく幅で捉えるのが現実的です。

投資の利回り計算と同じものですか?+

違います。ここで扱うのは物価の変化だけです。お金を物価より速いペースで増やす計算をしたい場合は、リターンを上乗せしていく複利計算機や貯蓄目標の計算機のほうが目的に合います。

日本の実際のインフレ率と連動していますか?+

していません。率は入力した値がそのまま使われ、公的な指数とは結びついていません。実際の消費者物価指数(CPI)は総務省統計局が毎月公表しており、先行きの見通しは日銀の展望レポートで読めます。

なぜ率のわずかな違いが長期では大差になるのですか?+

インフレは複利で効くからです。毎年の上昇は前年までに上がった水準を土台に計算されるため、10年20年と重なると、2%と4%の差は「2倍」では済まない開きになります。

Things to watch

最終更新日: 2026

あくまで概算です

本ツールの結果は一般的な目安としての概算であり、金融、税務、法律、医療に関する助言ではありません。数値は改定されることがあり、個々のご事情によっても変わります。重要な判断の前には、必ず記載されている公式の情報をご確認ください。

監修 Vikas Dulgunde.

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