日本
時給計算
時給と年収を行き来できるようになると、性質の違う2つの仕事を同じ土俵で比べられます。週の労働時間と年間の支払対象週数を設定したうえで、どちらの方向にも変換できます。時給から年収・月収・週給を組み立てることも、年収を時給へ分解することも可能です。正社員のオファーと業務委託の比較、フリーランスの単価設定、パートの時給が1年間でいくらに育つのかの確認といった用途を想定して作られています。
計算の仕組み
- 変換の向きを選びます。時給から年収へ、または年収から時給へ。
- ふだんの週あたり労働時間と、年間の給与が支払われる週数を入力します。休暇が有給なら52を使います。
- 年収は、時給 x 週の時間数 x 支払週数で求めます。月収はそれを12で割った金額です。
- 逆の向きでは、年収を(週の時間数 x 支払週数)で割って時給を割り出します。
年収 = 時給 x 週の時間数 x 支払週数、時給 = 年収 / (時間数 x 週数)
時給を出発点にする場合は、週あたりの労働時間を掛け、さらに年間の支払対象週数を掛けて年収に到達します。12で割れば月収です。逆をたどる場合は、年収を年間の総支払時間で割って時給を取り戻します。2つの向きを結びつけているのが支払週数で、ここが52を下回ると同じ時給でも年収は目減りします。
- 時給
- 控除前の1時間あたりの賃金
- 時間数
- 週ごとの所定の支払対象時間
- 週数
- 年間の支払対象週数。多くの場合は52
日本の労働時間の物差し
| 法定労働時間 | 週40時間 | 労働基準法が定める原則の上限です |
| 週40時間・52週の年間時間数 | 2,080時間 | 時給換算の定番の分母です |
| 月平均に直した時間数 | 約173時間 | 2,080時間を12か月で割った値 |
| 時給1,000円・週40時間・52週の年収 | 2,080,000円 | 純粋な掛け算による参考値 |
計算例
時給20、週40時間、支払対象52週の場合: 年収は41,600になり、月ではおよそ3,467、週では800です。週30時間に減らすと、年収は31,200まで下がります。
Key facts
- 便利な近道として、時給に2,080(週40時間かける52週の年間時間数)を掛けると、おおよその年収が出ます。
- 支払週数は時給と同じくらい結果を左右します。無給の休みは、年収の実態を静かに引き下げます。
- 見かけの金額が同じでも、有給休暇、傷病時の補償、年金まで含めて比べると、正社員と業務委託は等価ではありません。
- ここでの数字はすべて税引き前です。実際の手取りは、所得税、住民税、社会保険料が引かれた後の金額になります。
Tips
- フリーランスの日額を決めるなら、目標年収を現実に請求できる日数で割ってください。平日260日すべてを稼働日と数えないことが肝心です。
- 正社員の職と業務委託を比べるときは、給与に織り込まれている休暇や年金のぶんだけ、委託側の単価に上乗せして考えましょう。
- 休みの一部が無給なら支払週数を52より下げて、実際の稼ぎに沿った数字に調整してください。
- 残業は基本の時間数から切り離しておきましょう。割増で支払われるのが普通なので、混ぜると標準の単価が歪みます。
週40時間・支払対象52週での年収
| 時給 | 週あたり | 月あたり | 年あたり |
|---|---|---|---|
| 15 | 600 | 2,600 | 31,200 |
| 20 | 800 | 3,467 | 41,600 |
| 25 | 1,000 | 4,333 | 52,000 |
| 30 | 1,200 | 5,200 | 62,400 |
よくある質問
支払週数にはいくつを入れればよいですか?+
休暇中も給与が出るなら52としてください。正社員では標準的な前提です。休みの一部が無給の場合は、実際に給与が支払われる週数まで下げると、数字が実態を映します。
これは手取りの金額ですか?+
いいえ。ここで扱う数字はすべて税引き前の総支給です。所得税や社会保険料を差し引いた手取りが知りたいときは、お住まいの国の給与計算機にかけ直してください。
残業代はどう扱えばよいですか?+
まず基本の時間数と時給だけで変換し、残業は別枠で足してください。残業は通常、割増賃金で支払われるため、基本給に混ぜ込むと通常時の単価が実際より高く見えてしまいます。
無給の昼休みは反映されますか?+
週の時間数から除いた場合に限って反映されます。拘束時間ではなく給与の出る時間を入力すれば、無給の休憩で単価が薄まることはありません。
Things to watch
- 本変換は総支給ベースの目安にすぎず、契約条件やお金に関する助言ではありません。
- 実際の月収は月ごとの労働日数や残業の有無で上下します。ここでの月額は、年額を12等分した平均値です。
最終更新日: 2026
本ツールの結果は一般的な目安としての概算であり、金融、税務、法律、医療に関する助言ではありません。数値は改定されることがあり、個々のご事情によっても変わります。重要な判断の前には、必ず記載されている公式の情報をご確認ください。
- すべて税引き前の金額です。手取りは国別の給与計算機でご確認ください。
- 毎週同じ時間働く前提のため、シフトが不規則な場合は近似値になります。
- 変換結果は参考情報であり、雇用条件や資産運用に関する助言ではありません。
監修 Vikas Dulgunde.